ビジネスで成功するネクタイの選び方
サイトマップ
ビジネス用ネクタイの選び方
正しく選んだネクタイは、かなり平凡なスーツにさえ個性と華を添えることができます。もっとも広く、一年中使えるビジネス用ネクタイ生地は、ピュアシルクです。ウールとシルクの混紡や平織りウールは、涼しい季節のカジュアル向きです。合成繊維はネクタイにはあまり向きません。結び目が天然繊維のもののようには決してならないのです。もう二つ、ネクタイの質を見極める基準があります。
●芯地(形を保つためにネクタイの中に入っている織布)の質は、やわらかく丈夫でなければなりません。ネクタイの先をそっと開いてみて、中の生地の感触を確かめましょう。芯地の先に織縞があったとしても、品質が保証されているとは限りません。印付けはブランドによってさまざまなのです。
●ネクタイの生地は正しくバイアスに裁断するものです。正しく裁断されていれば、ネクタイは首にぴったりつき、結び目も優雅になり、なめらかに下がります。少しでも裁ちが歪んでいると、ネクタイはきちんとしません。ネクタイの真ん中を持ち、自然にまかせてだらりとさせてみます。ネクタイがひとりでにねじれてしまうようでしたら、買うのはやめましょう。
赤はネクタイの伝統的なパワーカラーですが、赤というカテゴリーには、藤色、バーガンディ、赤、赤褐色などさまざまな色が含まれ、どんなベースカラーの男性にもよく合います。ネックウェアの地の色にはその他、濃紺、黒、黄色、ティールブルー、グレー、トープなどもよいでしょう。
ビジネス用のベーシックなネクタイに最適な柄には、以下のようなものがあります。
■ピンドット(細かい水玉)が織り込まれているもの。ふつうはダークな地に淡い、または明るい色のドットが入っています。
■小紋は、小さな幾何学模様がむらなく一定の間隔で配されているものです。
■斜めストライプやペイズリー
無地のネクタイは、柄物のスーツやシャツとのコーディネートに活躍します。けれども、無地のシャツやスーツと無地のネクタイを組み合わせるのは、単調でおもしろくありません。大きなドットは道化じみて見えるのでやめましょう。カンバセーショナルプリント(絵やキャラクター)は、会社のクリスマスパーティーにはよいかもしれませんが、ビジネスシーンでの着用はやめましょう。(参考文献 『成功する男の服装戦略』 スーザンビクスラー著)
