ネクタイピン製造工場のお届けするネクタイを選ぶ際のポイントです

ネクタイを選ぶポイント8つ

ネクタイピンを作る前に、それをつけるネクタイを選ぶポイントを紹介します!
ネクタイピンの前に、ネクタイが悪くてはもともこもありません!
ここでは、下記が上質なネクタイの8つの条件です。

ネクタイを選ぶポイント①

大剣裏側の、先端にあるひし形の部分を内側に折り返す。
上質なネクタイは、菱型がぴったりと三角形を形どるそうです。
正バイアスで裁断された証拠だそうです。
正しいバイアスで取られたネクタイは、結び易く、ねじれにくいです。

ネクタイを選ぶポイント②

小剣の先端を指で摘み、ネクタイを上に吊るし、手首にスナップを利かせ、左右に数回ふってみます。
ネクタイはさまざまな形でよじれます。
よじれが少ないもの、あるいはよじれてもすぐに復元するネクタイは上質だそうです。
素材の速やかな復元は、良いネクタイの絶対条件です。
素材のみならず、糸自体も上質で、密度の濃い丁寧な手持ちの全てのネクタイを振って確かめれば、感触がつかめます。

ネクタイを選ぶポイント③

ネクタイの大剣部分を2~3度強くにぎり、しわの戻りを確かる。とりわけシルク素材がよくわかります。
上質なシルクは、しわの戻りの回復が早く、そうでないシルクは、なかなか戻らないです。

ネクタイを選ぶポイント④

大剣の裏側の先端にあるひし形部分に、裏地用の布ではなく、表同様の生地と柄を用いたネクタイは、おしなべて高級です。
通常のネクタイに対し、余分な素材を用いているからです。
更にその部分が複雑におってあれば、最高級のネクタイに準ずる。
セブンフォールドタイと呼ばれる7つ折りがもっともての込んだ、昔ながらの贅沢な製法です。

ネクタイを選ぶポイント⑤

大剣裏側にある菱型部分の頂点の上に、ネクタイの形を保つための糸止め(バータック)がある。
大剣裏側の先端を、そこまでめ一杯左右に押し広げたとき、芯地はスーツ同様、いかなる場合にも人目にさらされるべきではない。
伝統的な糸止めの位置は、全長148のセブンフォールドの場合、菱型頂点から20cm上です。
現代のネクタイは、5~10cmに過ぎない。

ネクタイを選ぶポイント⑥

大剣裏側にある菱型部分に、表地はわずかに折り返される。
その部分の縫製が、あまり均一で直線的、かつ扁平に見えるネクタイは機械縫いだ。
手縫いは、その部分が必ずしも均一でなく、菱型がふっくらと丸みを帯びます。

ネクタイを選ぶポイント⑦

⑥と関連することですが、すべて手で縫われたネクタイを平らな場所に置くと、機械縫いより、山が高くなる。
これは手で縫われたネクタイが、より立体感を備えている証拠です。

ネクタイを選ぶポイント⑧

最後に、もっとも原始的な方法として、高級ネクタイ売り場に赴き、さまざまなネクタイに触れ、その感触を覚えます。
シルクに限っていうならば、軽く握った手の中に丸まらず、手からこぼれ落ちるようなネクタイが最良だそうです。
(参考文献 靴からタキシードまで『紳士』とよばせる服装術  より抜粋)